パーム

本格的に付いていくのが難しくなってきた。
伸たまきの「パーム」。 
“愛でなく”の多分7巻、トータルで21巻目くらいを読んでます。
テーマは恋愛。舞台は国際的な環境会議。
環境問題を持ってこられると、
なんかこう…ちょっと鼻白むとこがある。
申し訳ない気持ちに追い立てられるというか。
とても偉いことを云っているのは分かる、
でも専門書の引用部分は目がすべってしまう。
それになんというか、主人公が俗にいうチートなので、
そんなんありなんかよーの連続だ。
頭もいい、世間に鼻もきく、体も動く、そのうえファンタジックな特殊能力まであるので無敵さが凄い。

お話としては、どうなんだろう、
“星の記憶−殺人衝動”“オールスタープロジェクト”あたりの面白さと比べて、
“愛でなく”では私個人のテンションは下がる。
“オールスタープロジェクト”のラスト、
登場人物の行く末(主人公が結婚して一児をもうけて28才で死ぬとか)を
ペラペラっとネタばらしする様は颯爽としてものすごくカッコよかったなぁ。

他に気になっているのはコミックスの登場人物紹介のページ。
巻を重ねるごとに作者のノリノリ具合がすごい。
読み飛ばすことが出来ず、律儀に読んでしまうが結構つらい。
大ファンでないと読むのはしんどいタイプのまんがだ。