姉崎さん

お茶にごす。といえば、部長だよね。
2コ上の先輩。
黒髪ロングストレート。
茶道部の綺麗な綺麗な部長さん。
実はケンカが強かったりも、
実は腹黒かったりも、
結局オタクであったりもしません。
そんな浅薄なキャラクターではない。
雅矢と夏帆の優しさの師匠であります。
以前わたしは姉崎さんを山岸涼子の「アラベスク」のユーリ・ミロノフに喩えましたが、
優しさなんていうのは、バレエよりも更に、
教えるということがどだい不可能な情緒の世界。
でも教え子のふたりはそれぞれに、自分らしい優しさを見つけてくれるはず。
アラベスク」は、中心の二人が結ばれることを暗示して、
しっとりと美しく(そしてなんとはなしに切ない雰囲気で)終わります。
お茶もそうだったらいいですね。
でもまぁ少年漫画だし、少年漫画らしく終わってもいいね。
西森先生らしかったらいいんだよね。